私たちには、毎月のノルマの他に【査定】と言う物がある。4月~10月まであなたどれぐらい保険売ってましたか? ざっくり言うと、【半年間の売り上げ合計】=【次の半年の固定給】が決まる。固定給のランクが落ちるならまだ良い。(←良くないけど😭給料さがるから😭)
保険外交員には【クビ】があ。最低限の基準を満たさない場合は、【さよなら~】になる。
順調に毎月保険を取っていればいいのだけど、取れて無いと後半にしわ寄せが来くる。夏休みの宿題みたいに。
査定の最後の月、所長に呼ばれて
「今月までに、この数字をやらないと査定落ちるからね。」
と、個別で呼び出し。
私は、班長なので班員さんの査定の話もされる。班員さんの2人とも、リーチがかかっていて、特にベテラン弘子さんに至っては、今日から徹夜で働いても無理だろう!!ってくらいのマイナス。
最初は、
「どうしよう。がんばらないと~」「もう、苦しいわ~。」
と言っているのだが、数日すると
「もう、いいの。クビになったらなったで・・・」
に変わる。この3語の繰り返し😮💨
ベテラン弘子さんは、もう既に退職金を貰っていて、延長雇用。私の様に生活がかかっているわけじゃない。退職したご主人と家でずっと2人よりは、出社して気分転換にもなるし、数十万の給料も入る。居れるだけ居れたらラッキーって感じなのだ。それ見えちゃうからな~😑
結局、査定はクリア出来なかった。それではクビになるかと思いきや、ならないんだな~これが
本社に、申請を出す。所長だけではなく、本人も一筆書く。申請の内容的には【先月の反省&今月の決意】みたいな内容だと思われる。
因みに私も、入社したばっかりの時に一回書いたことがある。なんか反省文みたいで、屈辱的っていうかなんというか、ホントに嫌だったわ~🥶🤢😩
それを本社に提出して、通ればクビにはならない。
勿論それは、所長が申請を出せばの話だけど、ベテラン弘子さんにいたってはかれこれ2回位は申請を上げている。
「もう申請を出さない方が良いんじゃない。仕事しないし。やる気が無いのに延長の申請だすのって、良くないよね?」
と所長には言っているのだが、所長は毎度出すんだよね。最初は相談されてたけど、私が反対すると分ってからは、もう聞いても来なくなっていつの間にか申請を出している。
ベテラン弘子さんも隣の席で申請書にサインをしている。【サインしたからにはち~とは数字出してくれるんでしょね~】と心の中でつぶやく。
【働かない、やる気が無い人は辞めた方が良い】と言う、理屈は通らない。なぜなら人員ノルマがあるからだ。人を減らせない、使えなくても、働かなくても、本人は辞めたくても とにかく辞めさせない為に全力を尽くす。
長い歴史がそうだったから、私ごときが何を言っても変わらないとは思うけれど、でも誰も会社。本人。お客様、誰にとってもハッピーじゃ無いと思うのだ。
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